大企業と比べると中小零細企業は、さまざまな面で見劣りします。
例えば、
・資金調達能力
・従業員の能力
・ブランド力
などです。
しかし、大企業よりも中小零細企業のほうが勝っていることもあります。
代表的なのは「意思決定の速さ」です。
一般的には、大企業よりも利害関係者が少ないため、意思決定が速いです。
この「意思決定の速さ」を維持するためには、利害関係者を必要以上に
増やさないことが必要になります。
例えば、事業を実行する人と会社のオーナー(株主)を統一しておく、
取締役などの権限のある人は増やさない、などが考えられます。
究極のかたちが、株主一人、社長だけ、株主=社長という会社です。
(もちろん個人事業主で事業をするということでもいいです)
事業を実行する人が、正しい意思決定を積み重ねることで大企業に
勝つことは可能です。
売上や資産規模では敵いませんが、間接人員を大量に抱えた大企業と比べて、
一人当たり利益などであれば上回ることが可能です。
時代の変化に素早く対応できる小回りの利いた組織を目指しましょう。