三木博人税理士事務所
大阪府枚方市大垣内町2-8-8 マイティビル5階

HOME > 三木博人オフィシャルブログ > 残高が正しくないケース

三木博人オフィシャルブログ

残高が正しくないケース

2014年9月12日

貸借対照表に載っているこれらの金額が正しくない場合、

・増減の処理が漏れている、正しく処理されていない
・現金や在庫商品を盗まれている

といったことが考えられます。

処理が漏れている場合や正しく処理されていない(処理がダブっている、間違った
金額で処理されているなど)場合は、業績が正しくありません。

お金が減ったり増えたりしたということは、経費の支出や売上の計上などが
あったかもしれませんが、それが処理されていないという可能性があります。

商品の場合も売れた、買ったという処理が漏れている場合、決算書の数字は
正しくありません。

また、案外多いのが後者の「盗まれている」ということです。

小売店であればお客さんに盗まれるということもありますが、意外に多いのが
従業員、アルバイトなど内部の者が盗んでいる場合です。

この場合、現金や在庫商品の管理がずさんであることがほとんどです。

きっちり管理していないということがわかると、誰も見ていないということが
わかっていると、つい出来心が芽生えるものです。

会社の管理がずさんであるために、自社のスタッフを盗人にしてしまうということ
なので、盗んだ人も悪いのですが、そのような環境を作った
会社の側にも責任が
あるといえます。

このようなことを防ぐためには、

・きっちりと記録する
・実際の残高をこまめに把握する

ということが求められます。

これらのことを実行していると、「誰も見ていない」という状況にはなりにくいため
抑止力が働き、不正が起こりにくくなります。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)