枚方市の税理士三木博人です。
節税の方法はいろいろと開発されています。
それらの手法の評価はここではしません。
節税を行う以前に重要なことがあります。
それは、現状で儲かっているか儲かっていないかを正確に把握できているかと
いうことです。
そもそも儲かっていないのであれば節税をする必要はありません。
儲かっているのであれば、どれだけ儲かっていていくら税金がかかるのかを
把握しなければなりません。
また、その延長線上で今期の利益がどれくらいになりそうかという根拠を伴った
業績見込を出せなければなりません。
今期いくら儲かりそうかをシミュレーションすることで節税の必要の有無が決まります。
そのためには、経理処理をこまめに行うことと今後発生しそうな経費と売上について
のシミュレーションが必要です。
節税スキームの解説などでは、当期の業績や来期以降の業績がわかっている
前提で話を進めます。(便宜上仕方のないことですが。)
節税スキームに飛びつく前に自社の業績をタイムリーに把握しシミュレーションを
することをお勧めします。
タイムリーな経理処理も業績のシミュレーションも、普段から優先順位を上げて
取り組むことで、徐々にできるようになります。
このような取り組みを怠っている状態で行う節税対策は十分な効果を発揮しない
可能性が高いです。