枚方市の税理士三木博人です。
前回は法人税の実効税率が下がるというお話をしました。
しかしこれは主に大企業でのお話です。
中小企業ではすでに実効税率(法人税と住民税と事業税をあわせた税率)は
年400万円までであれば22%程度、年400万円から800万円までであれ
ば23~24%程度となっています。(自治体によって異なります)
なお、中小企業でも年800万円を超えるもうけを計上した場合は、大企業と同じ
税率(35%程度)になります。
ということは、800万円までであれば会社で税金を払う方が税率が低いということ
が多くなります。
また、800万円を超える場合でも、個人の税率よりも低くなる場合があるので、
個人と会社で上手に税金を負担するようにすればよいと思います。
また、平成27年からは個人の所得税の最高税率が40%から45%にアップしました。
会社は減税ですが、個人は増税というトレンドですので個人と会社のバランスを
取りながらシミュレーションを行う必要があります。