枚方市の税理士三木博人です。
現金支払の経費がある場合、どのようにするのがよいでしょうか?
現金仕入がある、外注費の支払が現金でなければならない、など現金での取引が
多くなる業種というのはあります。
このように「どうしても現金で」という取引については、こちら側で記録をしっかり
する必要があります。
現金取引ではなく銀行預金口座を使うと、通帳を見れば取引が記録されます。
支払う金額が間違っていても通帳を見れば間違いがわかります。
しかし、現金ではこれがわからなくなります。
なので領収書や受領書(先方がお金を受け取ったという証拠)をもらうことが重要になります。
現金のやり取りの場合にこのような証拠をもらうということは、記帳するためだけ
ではなく、後々にトラブルがあった場合の証拠にもなるのでなくさないようにしましょう。
あらかじめ支払金額がわかっている場合には、その金額(1円単位まで)を銀行口座
から引出し、通帳に支払内容と支払先をメモします。
あらかじめ支払金額がわからない場合でも、おおよその金額を口座から引出して
金額が分かった時点で通帳にメモをするようにしましょう。
現金支払は管理が大変なので、なるべく銀行口座を使うようにしたいところですが、
ゼロにできないケースもありますので、面倒でも記録をこまめにする必要があります。
時間が経過してからでは、内容を忘れてしまうので、できれば毎日、最低でも毎週は記録
するようにしましょう。