枚方市の税理士三木博人です。
「税務リスク」という言葉があります。
税理士などの専門家がよく「この処理は税務リスクがある」などという言い方をします。
「税務リスク」とはどのようなことを意味するのでしょうか?
「税務リスク」とは「税務調査で認められない可能性」のことです。
「税務リスクが高い」という場合は、税務調査で認められない可能性が高い処理の
ことをいい、「税務リスクが低い」という場合は認められる可能性が高い、ということです。
税務調査で「認められない」ということを「否認される」ともいいます。
例えば経費として計上したものが、税務調査で認められなかった場合、経費で処理した
ものが経費でないというように計算しなおします。
この場合、経費で認められなかった金額が「増差所得」となり、その増差所得に税率を
掛けたものが「増差税額」となります。
増差税額に一定割合を掛けたペナルティ(加算税)を負担することになります。
さらに、延滞税が日割でかかります。
「税務リスクが高い」ということは、「増差税額+加算税+延滞税」という多くの税負担を
する可能性が高いということだといえます。
枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)