枚方市の税理士三木博人です。
個人事業者の方は、1月から12月までの収支実績を集計して翌年の3月15日までに
確定申告をしなければなりません。
1月から12月までの期間のうち10か月が過ぎようとしています。
(平成27年10月26日現在)
ここまでの実績値をいったん集計して、どれくらいの収支になりそうかを
シミュレーションすることをお勧めします。
集計期間が終わってから(翌年の1月以降になってから)ではどうしようもない
こともあります。
「こんなに儲かっていたなら使いたい経費があった」などのボヤきは、実績値を
コントロールすることができていないから出てくる言葉です。
実績値をコントロールするとは、売上や経費などをシミュレーションしながら
ブレーキをかけたり、アクセルをふかしたりすることです。
売上については、相手のあることで見積もった通りにはなりませんが、この時期に
なれば、ある程度見えてくることもあります。
シミュレーションの精度は、やっていくうちに上がってきます。
これくらいの業績を上げるためには、売上をどれくらい計上しなければならないか、
経費をどれくらいまで使えるか、などを事前に検討しているのと、していないのと
では、将来大きな差が生まれます。
業績を検討する際に、納税の見込みも検討すれば、納税資金の準備にもあわてなくて
済みます。