三木博人税理士事務所
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個人事業者が会計ソフトで処理しやすいようにするには(前編)

2016年1月28日

枚方市の税理士三木博人です。

前回は、会計データを入力することを「記帳」することであると申し上げました。

会計ソフトによる記帳は、手書きで行うよりもはるかに省力化できます。

しかし、入力のもととなる資料が整理できていなければ省力化の
効果も半減します。

資料の整理とは、レシートをきれいに貼り付ける、といったことではありません。
(それもできていると処理がラクになりますが)

資料の整理として基本的には、

・自動的に記録される方法をとる
・事業とプライベートを分ける

という点に気を付けるとよいでしょう。

「自動的に記録される方法」とは、例えばお金のやり取りを現金ではなく
預金口座を通して行うということが考えられます。

現金でやり取りをすると、いくらやり取りしたか、ということは自分で
記録しなければ把握できません。

受け渡しの金額が間違っていても発覚しないかもしれません。

二つ目の項目の「事業とプライベートの区分」にも関連しますが、
プライベートの現金と事業用の現金の区別をきっちりとつける、
というのはかなり難易度が高いです。

預金口座でやり取りすれば、少なくとも金額の間違いはなくなります。

記帳をする際に必要な情報は、①取引の日付、②取引の金額、③取引相手、
④取引の内容、の4点です。

預金口座では、このうち①の日付と②の金額と③の相手(振込などの場合)が
把握できるため大変便利です。

また、支払についてはクレジットカードを使う、ということも自動的に
記録される方法となります。

業種によっては、現金のやり取りをゼロにすることは難しいですが、
「なるべく現金取引を減らす」ことを心がければよいと思います。

「事業とプライベートの区分」については、次回申し上げます。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)