1月の下旬になると書店には確定申告の本がたくさん並びます。
駅に確定申告のポスターが貼られ、税務相談センターなどが開設されたりします。
税理士事務所でもこの時期はかなりの忙しさです。
残業に備えて夜食を用意したり休日出勤があったり。
かつては大量の申告書用紙が送られてきたりもしていました。
(今は電子申告がほとんどなのであまりありませんが)
電話の数や事務所に訪ねてくる人の数も多くなります。
受け入れる側の税務署もこの時期は大変です。
以前、1月の下旬に税務署へ行ったら、職員の皆さんがジャージを着ていました。
聞くと税務署内のレイアウトを確定申告用に変更しているとのこと。
この時期は来署する人が多いので待合室のようなものが必要になります。
そこで、職員さんたちがレイアウト変更をしていました。
税務署によっては、駐車場だったところがプレハブ小屋になっていたりします。
また、税務調査もこの時期には少なくなります。
(まったくないわけではありませんが)
最近は日曜日も確定申告の相談や申告書の受付をしてくれる税務署も多いです。
このように税務署も特別体制です。
私は個人事業主の方も法人のように決算月を選択できればいいのにと毎年思います。
税務署側も税理士側も一回でまとめて大量に処理するよりも、分散したほうが
効率がよいのではないかと考えてしまいます。
こんなこと誰でも思いつくのですが、この仕組みが改まる気配はありません。
ということは、案外皆さんお祭りのようなものだと思っているのかなと考えてしまいます。