法人成りのメリットとデメリットについて検討してきました。
法人成りするかどうかの目安についても考えてみたいと思います。
会社を設立するには費用がかかります。
一般的には、
①定款認証手数料(50,000円)
②定款の謄本取得費用(2,000円程度ですが、
定款のページ数や取得部数によって異なります)
③定款に貼付する印紙代(40,000円ですが、電子認証する
場合は必要ありません)
④登記の際の登録免許税(最低で150,000円)
⑤司法書士等への登記の手数料(お願いする司法書士によってさまざまです)
となります。
⑤の手数料をいくら値切ったとしても①と②と④で20万円以上かかります。
そしてこの支出は、いったん払ったらかえってきません。
この支出を回収するということであれば、ある程度長期間ビジネスを
行うことを前提としたほうがよいでしょう。
また、ある程度公私のけじめをつけられることが前提となります。
商売の規模を大きくしようとすると公私のけじめは必要になります。
理想的なのは、個人事業で数年やってみて事業所得が500万円前後
コンスタントに計上できるくらいの方でしょう。
(詳細のシミュレーションはこちら)
大手と取引をしたい、スタッフを採用したいなどの場合であれば
法人成りすることで、可能性が広がります。
先行投資としての会社設立を検討してもよいと思います。