会計事務所が用いる業界用語に、「自計化」という言葉があります。
意味は「自社で会計データを入力する方向に持っていくこと」です。
前回の「記帳代行」は、会計事務所に会計データを入力してもらうため、「自計化」
とは反対の意味を持ちます。
自計化のメリットとデメリットをまとめてみました。
■メリット
・費用を抑えることができる
・経営の状況をタイムリーに把握できる
■デメリット
・手間がかかる
・パソコンの知識と会計の初歩的な知識が必要である
といったところでしょうか。
ちなみに、現在販売されている会計ソフトを前提とすると、会計の知識があるという
よりは、パソコンの操作に慣れている人の方がマスターが早いと思われます。
計ソフトをマスターするために「簿記検定」などを受験するのであれば
会計ソフトの講習会などに参加するほうが実践的です。
(簿記検定の知識がまったく必要ないわけではありませんが)
パソコンの操作や事務処理が苦にならない方であれば自計化というのは有効な
選択肢だと思われます。