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日商簿記3級が会計ソフトによる記帳で役立つこと

2013年11月20日

日商簿記3級を学習することで、実務(会計ソフトに入力する)に対して役に立つのは以下の点です。

簿記3級の勉強の中で効果が絶大なのは、やはり「仕訳がわかる」ということです。
これにより、借金をしたら貸借対照表がどうなるか、売掛金が入金されないとどうなるか、などの影響を仕訳で考えることができるようになります。

会計ソフトを使って自分で記帳するという前提に立てば、「仕訳がわかる」というレベルに達しなくても処理を行うことができます。
しかし、仕訳がわかれば入力のスピードも上がりますし、記帳を行うというストレスが少しは軽減されます。

さらに掘り下げると、仕訳ができるということよりも、
「会社の経費を自分(社長)がポケットマネーで支払った」
「外注費を現金で払ったけど領収書をもらっていないから何も処理できていない」
といったことがあったときに、貸借対照表や損益計算書がどのように変化するかといったことを知っておくことが重要になります。
(上の二つの例が貸借対照表や損益計算書にどんな影響を与えるかについては、後日書かせていただきます)

そして、貸借対照表や損益計算書の変化の説明を顧問税理士から聞いて、自分なりに理解できるということが強みになります。
さらにもう一歩踏み込んで、
「経費が増加したから儲けが減る→払う税金が減る」
などの影響について、自分が望む方向性をイメージできるようになればよいと思います。
例えば、「儲かっているけど税金を払いたくない」という希望があれば、経費になるものをたくさん計上すればよいわけです。
(当然ですが合法的に、という前提です)