枚方市の税理士三木博人です。
明日(2015年8月18日)から税理士試験がスタートします。
年に一度、普段の勉強ぶりを発表する発表会です。
しかし試験勉強の試験の知識が実務に活かせないこともあります。
(資格試験の受験知識はそういうものなのかもしれませんが)
試験科目ごとにブツ切りされた知識を勉強させられることです。
例えば、簿記論の問題では「消費税を考慮する必要はない」という出題になりますが
実務ではそんなことはありえません。
このような問題は、試験を税法ごとに実施しているのを総合的に行うように
すればいかがでしょうか?
一次試験で基本的な知識を問い、二次試験で総合的な処理を問う、というように
すれば、バランスよく勉強できるのではないかと思われます。
また、すべての「試験」にいえることですが、採点する側の便宜で答えが一つになる
ように作問されますが、実務の世界では答えが一つになることはありません。
模範解答が用意されているわけでもありませんが、答え合わせは「税務調査」
という形で行われます。
試験勉強では、事前に決められた範囲の中から出題され、答えが事前に
用意されています。
このことに慣れてしまうと、実務の世界では答えが複数ある場合などは、
あいまいに思うかもしれません。
しかし、これが実務の世界です。
試験範囲も模範解答もないところで正解を出さなければなりません。
受験時代とは比べものにならないくらい勉強しなければなりません。
「試験範囲」がないので、勉強することは無制限です。
大変な仕事ですが、楽しいこともたくさんあるので「税理士になりたい」と
いう方にはぜひともお勧めします。