三木博人税理士事務所
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三木博人オフィシャルブログ

バックリベートを支払った側の処理

2015年9月9日

枚方市の税理士三木博人です。

バックリベートを支払った側はどのような処理になるのでしょうか?

支払う側では、500万円の売上を計上しますが、400万円については会社の取引では
ない
ところで支払いが行われます。

500万円の売上が計上されます。

400万円支払がありますが、会社から支出されませんので経費ではありません。

つまり、500万円の売上に対しては丸々税金がかかりますが、現金は100万円
(500万円-400万円)しか残らないということになります。

400万円のバックについては、支払先を明らかにしたうえで経費として計上する
ことも可能ですが、通常は「内緒でしてほしい」という要求を受けるため、
「裏取引」という形をとります。

この取引では、バックリベートをもらった側の税負担を払った側が肩代わりする
ことになります。

この取引を要求するということは、「私の税金をあなたが代わりに払ってね」
ということをお願いするのと同じです。

かなり不利な条件を飲まされることになるのと、脱税の片棒を担ぐことになるため
注意が必要です。

このような条件の取引が今後も続いた場合、資金面などでかなり苦しくなるため、
理想を言えばこのような取引には参加しないことが望ましいと言えます。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)