三木博人税理士事務所
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三木博人オフィシャルブログ

「安売り」に対する当事務所の考え方

2015年9月28日

枚方市の税理士三木博人です。

税理士の懲戒処分が増加している、という報道がありました。

税理士の数が増加
→税理士間の競争が激化
→値下競争の激化
→収入確保のための脱税ほう助や名義貸しの横行

という図式でしょうか。

ちなみに「名義貸し」とは、無資格者が作成した申告書に税理士がはんこだけ押す、
というものです。

当事務所では、顧問料5,000円(消費税別)からというプランをご提案しているため
上記の「値下競争の激化」に加担しているように思われるかもしれません。

従来の税理士事務所では、小規模の事業者の方々を敬遠してきました。

手間がかかるから、というのが表向きの理由です。

しかし、手間がかからない小規模事業者の方もいらっしゃると思います。

ホンネをいうと、従来からの税理士事務所のコスト構造では、お客様から
月に5万円くらいはもらわないと成り立たないから、ということがあると思われます。

ということになれば商売の規模から考えて、月に5万円も出せそうにないような
小規模事業者の方を潜在顧客としてみていない、ということになります。

かつては、税理士事務所では会計専用機(オフコン)というものを数百万円かけて
導入し、毎年数百万円の保守料を支払って、記帳や申告書作成をしていました。

現在では、そんなたくさんのお金を支払わなくても、これらの処理は可能です。

デフレの時代だから、ということではなく、パソコンの処理能力が上がったから、
IT機器のおかげで便利になったからという理由で、税理士事務所のコスト構造は
大きく変わっています。

このような状況の中では、従来なら税理士に頼むような規模の事業ではない、
という方にも税理士サービスを提供できるのではないかと考えています。

そして、そのような方々に従来のサービスを小分けにした最低限の税理士サービスを
月額5,000円で販売する、ということをしています。

「従来のサービス」とは、毎月訪問する、記帳代行をする、給与計算をする、
などのサービスです。

これらのうち、必要なものと不要なものを峻別して、必要なものだけ購入して
いただくということを考えています。

取引金額だけをみると「値下競争」に参加しているように思われますが、
「安売り」をしているわけではない、ということです。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)