枚方市の税理士三木博人です。
今から起業することを検討している方は、「固定費を低く抑える」と
いうことを意識していただくとよいと思います。
起業当初から身の丈に合わない豪華なオフィスやたくさんのスタッフなど
を揃えると固定費がかさんでしまいます。
スタッフの人件費負担も重くなりますが、たくさんのスタッフを雇うと大きな
オフィスが必要になります。
オフィスの賃料や内装工事費などがかかります。
内装工事を借入で行うと、その返済が発生します。
(借入の返済は「固定費」という「費用」ではありませんが、固定的に
支出が発生します)
起業するにあたって、ある程度の売上が見込まれる場合であっても、その見込みは
慎重に行うことをお勧めします。
私の経験上も、またお客様をみても、多くの場合は当初の見込みよりも
下回るケースが多いです。
固定費は、一度支出し始めると支払いをやめることがすぐにはできません。
スタッフを解雇することも、オフィスを解約することも、来月からすぐに、
というわけにはいきません。
当初見込んでいた売上が下方修正されると、かなり苦しくなります。
起業するにあたっては、固定費になるものを可能な限り抑えることを
意識するとよいでしょう。
豪華なオフィスやたくさんのスタッフなどはかっこいいですが、最初は
あまり見栄を張らないということが大切です。