三木博人税理士事務所
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三木博人オフィシャルブログ

「経費をどれだけ使うか」を決めるのは経営者です

2015年12月2日

枚方市の税理士三木博人です。

例えば、売上が1億円だとした場合に、どれくらい経費を使うのが
妥当なのでしょうか?

答えはありません。

「売上の3割の経費を使うのがが正解です」などという「定説」のようなものは
ありません。

1億円の売上をもっと増やせると思えば、たくさんの経費をかけても
良いと思います。

今後の見通しが不明である、というのであれば経費を使わず、売上も
サイズダウン
するというのも一つの方法です。

「経費をどれだけ使うか」は、お金という経営資源をどれくらい配分するか
ということです。

ここでは、日常的な経費の支払ではなく、どこにどれだけお金をかけるのか、
について決めることをいいます。

経営資源をどのように配分するかを決めるのは経営者です。

模範解答はなく、経営者が自分の判断で配分を決めます。

この判断の積み重ねが「経営する」ということです。

経費を使っても、それ以上のリターンを見込めるのであれば使うべきです。

ただし、リターンがあるかどうかはやってみないとわかりません。

そして、判断の結果についても経営者が責任を負います。

判断するにあたっては、いろいろな情報を参考にするのはよいのですが
どこかに正解がある、と思わないことが重要です。

自分で答えを出すことが「経営する」ということだと思います。

外部環境も内部環境も日々変化するので、その答えが次にも使える
という保証はありません。

「経営する」ということは、マニュアルに従って判断すれば誰でも
成功できる、というものではありません。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)