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三木博人オフィシャルブログ

「記帳」とは会計ソフトに入力すること

2016年1月25日

枚方市の税理士三木博人です。

個人の確定申告シーズンを迎えつつありますが、個人事業者の方は「記帳」
をしなければなりません。

従来は、小規模の個人事業者の方の一部では、「記帳」の必要がなかった
のですが現在はすべての個人事業者について、記帳義務があります。

「記帳」というと、何か大変な作業をしなければならないと感じますが、
実際は会計ソフトにデータを入力することを「記帳」と呼びます。

かつては、手書きで「帳簿」と呼ばれるノートのようなものに記録することを
「記帳」と呼んでいました。

手書きの「記帳」は、それなりのスキルが必要です。

複式簿記の知識があって、一つ一つの計算要素を漏れなく、ダブりなく集計する
「集計力」のようなものも兼ね備えていなければ正確な記帳ができません。

会計ソフトが一般的でない時代には、「記帳ができる」ということが
能力の一つとして評価されていました。

一つの取引を仕訳して、総勘定元帳や補助元帳に転記する、それらを集計する、
というのは、膨大な作業を伴う実務です。

正直に申し上げると、私は税理士ですが、手書きで帳簿をつける、ということは
できません。

実務的にやったことがないからです。

しかし、現在では「記帳」とは、会計ソフトに入力することです。
(クラウドの会計ソフトであれば、入力も自動的にできるものがあります)

複式簿記の知識はあったほうがよいのですが、最小限でよいでしょう。

処理の技術的なハードルは低くなりつつあります。

「記帳」という言葉を使うとイメージしにくいのですが、「入力」といえば
パソコンを操作できる方であれば、イメージしやすいかもしれません。

感覚的には、複式簿記の知識を持っている(日商簿記などの資格を持っている)
方よりもエクセルやワードで操作できる方のほうが会計ソフトの「記帳」を
マスターしやすいと思われます。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)