三木博人税理士事務所
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個人事業者が会計ソフトで処理しやすいようにするには(後編)

2016年2月1日

枚方市の税理士三木博人です。

個人事業者が会計ソフトで処理しやすいようにするには、処理の対象と
なる資料を整理しておくことをお勧めします。

整理の基本として前回は、

・自動的に記録される方法をとる
・事業とプライベートを分ける

と申し上げました。

前回はこのうち、「自動的に記録される方法をとる」について申し上げました。

今回は「事業とプライベートを分ける」ということについて申し上げます。

代表的なのは、事業用の預金口座を作る、ということです。

プライベートの支出と事業用の支出が区別できなければ、会計処理はできません。

これが混在していると処理がしにくくなります。

預金から引き出したものが、何の目的だったか、などは1か月もすると忘れています。

通帳にメモする、という方法もありますが、それよりも手軽にできるのは
最初から分けておくという方法です。

生活費を引き出す場合は、毎月決まった日に決まった金額を引き出すように
しましょう。

生活費を決まった金額にすることで、生活費の使い過ぎを管理することが
できるようになります。

個人事業主の場合、収入がたくさんになればたくさん使うこともできますが
そのようなお金の使い方はあまりお勧めできません。

個人事業主には、税金や社会保険料の支払などは後から来ます。

計画的にお金を管理していないと、税金や社会保険料の支払ができなくなる
可能性もあります。

生活費については、あらかじめ上限を設けておいて、その範囲内で支出する
という方法をお勧めします。

こうすることで、事業用のお金を一定額だけ引き出してプライベートで
使うことになりますので、区分がしっかりできるようになります。