三木博人税理士事務所
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税込経理か税抜経理かどちらがおすすめ?

2014年1月20日

ここまで、消費税の経理方法について、税込経理と税抜経理のメリットとデメリットについてみてきました。
結局どちらがおすすめなのでしょうか?

★手書きで記帳している場合

記帳が簡単であるという点では、税込経理を選択すればよいと思います。
パソコンが苦手な方(この記事を読まれる方は該当しませんが)は手書きを選択することになります。

消費税の納税義務者であるということは、年商1,000万円を超えているということが多いと思います。
(年商1,000万円より下回っていても納税義務者である場合もあります)
年商1,000万円を超えるくらいの規模になれば、会計ソフトを導入するなど、
それなりの経理体制を整えることをお勧めします。
そうなれば、次でお勧めするように税抜経理を検討してみてもよいかと思います。

★会計ソフトで記帳している場合

会計ソフトによる記帳をされる方は、税抜経理を選択することをお勧めします。
非課税売上の割合が高い業種や簡易課税を選択している場合を除いて、
消費税の納税額をシミュレーションしやすい点で決算時の税金を読みやすくなります。
特に消費税は、利益がマイナスでも税金を払うことがあるので、
納税額を常に把握できるということはメリットになると考えられます。

また、消費税部分を売上や仕入経費から除いているため
消費税率が変わったことによる業績への影響をなくすことができます。

さらに言うまでもなく、固定資産への計上基準など他の税法のルールでも
有利になる場合が多いので、会計ソフトを使用することが負担でなければ
ぜひとも税抜経理をお勧めします。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)