三木博人税理士事務所
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三木博人オフィシャルブログ

固定費のコントロール

2016年12月9日

枚方市の税理士三木博人です。

固定費を増加させないということを意識することは重要です。

油断しているとあっという間に増加するのが固定費だからです。

業績が不安定であったとしても、確実に支出が発生するのが固定費です。

ここでいう固定費とは、人件費、オフィス賃料などの「費用」となるものだけではなく、
借入の返済など必ずしも費用にならないものも含みます。

売上の拡大を狙うと人への投資や設備の投資が増加します。

人への投資も設備への投資も固定費になります。

売上を増やそうと思えば、固定費をかけなければなりません。

固定費の支出は確実に起こりますが、売上が見込み通り増加するか
どうかは不透明です。

見込み通りに売上が増加したとしても、固定費の支出のほうが多ければ
投資は失敗であったといえます。

売上が増加しても、何らかの原因で急減することも近年では珍しくありません。

そのような場合でも固定費が急減することはなく、固定費だけはかかり続けます。

売上を重視した経営をしていると、売上の増加にフォーカスしてしまいますが
常に固定費の増加にも目を光らせる必要があります。

教科書的な定義では、「固定費は売上に連動しない」となっていますが、
現実の世界では固定費は売上に連動して増加しますが、売上に連動して
減少しない、という困った性質を持っています。