収入が一か所だけで、しかも給与だけということであれば、
会社に年末調整をしてもらっておしまいです。
給料をもらっている人が確定申告をすることもありません。
複業の場合、いろいろなところから収入があります。
複業とは、一人の人がいろいろな働き方をして、複数の収入源から収入を得る働き方をいいます。
この場合、メインの収入がなく、複数の収入源が並列にあるというイメージです。
あるいは、季節によって、時期によってメイン収入が変わる場合もあるでしょう。
収入を分散させることで、一か所集中のリスクを分散させる効果があります。
一方、読み方は同じ「ふくぎょう」ですが、副業とは少しイメージが異なります。
副業はメインの収入があって、メインじゃない方のことをいいます。
複業の人は確定申告をする必要があります。
1社から給料をもらっている人は税金関係や社会保険関係の事務も会社がやってくれます。
しかし、複業の場合は自分で事務もしなければなりません。
しかも複業の場合、さまざまな収入が対象となるため、申告の事務作業は難易度が高いです。
単一の事業をしているのであれば、お金の流れは一つのパターンだけでよいのですが、
お金の流れが複数になると管理が大変になりますし、会計処理も複雑になります。
複業は、一つの会社に依存しないという考えのもとに選択されることが多いですが、
会社に依存しないということは、従来会社が負担してきた事務処理コストを個人で負担する
ということになります。
費用節約のために自分で事務処理をすべて行うという選択肢もありますが、
時間を有効に使う(仕事でもプライベートでも)という考えのもとでは
専門家に任せるということも検討してみてはいかがでしょうか?
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枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)