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会社と個人の考え方の違い・・・お金を貸す場合は?

2014年3月7日

前回は、経費の支払いについて会社と個人事業者の考え方の違い
についてみてみました。

今回は、お金を貸す場合の取扱の差についてみてみます。

繰り返しになりますが、簡単に分類すると、

会社・・・儲けることに特化した存在

個人事業者・・・儲けることと普段の生活の二つの側面をもつ存在

となります。

会社は儲けを追及することに特化した存在であるため、お金を貸す場合でも
利息をとる(儲ける)はずであると考えます。

個人の場合は、そこまでガチガチに考えることはありません。

個人の貸金業者であれば、営利を目的としているので利息をとることになります。
しかし、貸金を事業にしていない個人は、必ずしも営利を目的にしていないので
利息をとらないということもあり得ます。

この考え方の違いが現れるのは、

①社長が自分の会社にお金を貸した場合

②社長が自分の会社からお金を借りた場合

の二つの行為の取扱に出てきます。

①は、会社の立場からみると「役員借入」といい、社長の立場からみると「社長貸付」
といいます。

②は逆に、「役員貸付」「社長借入」といいます。

これらは会社の貸借対照表に「借入金」「貸付金」(長期や短期といった区分を付けますが)
という名前で出てきます。

これらの取扱と注意点は次回申し上げます。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)