経理処理をする際に頭を悩ませるのが勘定科目の使い方です。
税務申告をするための決算書であれば、基本的にどのような
勘定科目を使ってもあまり問題ありません。
以前であれば、税務上は交際費になるものを区別しておく必要も
ありましたが、現在は年間800万円までは普通の経費と同じ扱い
なので、交際費があまりない場合には、そんなに神経質になる
必要もありません。
(交際費にしておくに越したことはありませんが)
切手代を「通信費」にしていても「消耗品費」にしていても特段の問題はありません。
車のガソリン代を「消耗品費」にしていても「車両費」にしていても
こちらも問題ありません。
ただし、いったん決めたら同じ科目を使うようにしましょう。
なぜなら、同じ科目を使わないと、去年と今年の決算書を比べることが
できなくなるからです。
科目ごとの増減をみる場合には勘定科目の処理は「処理ゆれ」があっては
いけません。
継続的に発生するものは勘定科目を決める必要があります。
いったん科目を決めたら、継続的にその科目を使用することで
継続的な比較ができるようになります。