三木博人税理士事務所
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固定費の額や変動費の率を把握しておく必要性

2014年6月20日

固定費の額や変動費の率を把握しておく必要性について確認します。

過去の決算書や試算表をみて、固定費と変動費に分類することや
いくら固定費があるか、変動費の率がいくらになるかを把握することは
あまり重要ではありません。

重要なのは、過去の分類をベースにして将来の業績をシミュレーション
する材料としてこれらの数値を把握することです。

そして、さらに重要なのは将来の業績をシミュレーションして
実績値が出たら、シミュレーションと実績値に乖離がないかを
チェックすることです。

乖離がなければ、その実績値は「想定内」であったといえます。
乖離があれば、なぜ乖離があったかを確認します。

想定している固定費よりも多かった、変動費率が上昇傾向にある、
などの要因がわかります。

それらの要因を解消するにはどうしたらよいか?といったことをさらに検討します。

「会計の数字は過去のものだから役に立たない」といわれることがありますが
過去の数値をベースにして、将来をシミュレーションして、乖離がないかを
チェックするというサイクルを回すと経営に役立つ情報が得られます。

過去の実績値を眺めているだけでは、役に立つ情報を得ることはできません。

枚方市の税理士 三木博人税理士事務所(大阪府枚方市)